
「どうして安いプロテインと高いプロテインがあるの?」と疑問に思ったことはありませんか。
プロテインはタンパク質を効果的にとれる栄養補助食品として広く使われるようになっていますが、プロテインの価格の違いができる理由を知っている人は少ないでしょう。今回は少しマニアックですが、プロテインの価格が異なる4つの理由を解説していきます。
1. 原材料の違い
プロテインの価格は原材料によって大きく変わってきます。日本で販売されているプロテインは「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」「ソイプロテイン」の3種類がほとんどで、ソイは大豆が原料、他の2種類は牛乳が原料となっています。大豆と牛乳では原材料としての値段が違いますので、商品の価格も変わってきます。
また、大豆といっても様々あり、海外産の大豆なのか国産の大豆なのか、遺伝子組換えを使ってる大豆なのかどうかで原材料の値段が大きく変わってきます。牛乳も同様に、原材料としてこだわっているかどうかで値段が大きく異なります。
高い原材料を使ったプロテインは当然価格も高くなりますが、そのぶん品質や安全性が高くなります。さらに、高い原材料ほど栄養価も高くなりやすいのも事実です。
2. 製造方法の違い
プロテインは原材料である牛乳や大豆から純度の高いタンパク質を取り出すことで作られますが、不純物を取り除きタンパク質の純度を高めることでタンパク質の含有量を増やす製造方法などがあります。代表的なホエイプロテインには以下の記事で解説しているような製造方法の違いがあり、製造にかかるコストも異なります。
特にタンパク質の純度を高める高品質のプロテインでは、製造工程が増えてしまうのでその分価格も高くなってしまいがちです。
3. 含有量の違い
プロテイン=タンパク質と考えがちですが、プロテインにはタンパク質をはじめ、ビタミン、ミネラル、糖質などの様々な栄養素が目的に応じて配合されています。タンパク質の含有量が高いほどプロテインの価格が高くなるのはもちろんのこと、ビタミンなどの補助成分をどの程度配合するかによって価格が変わってきます。
4. 販売流通の違い
プロテインの販売は主に店頭かネット通販の2つです。商品によって店頭とネット通販の両方で販売しているものもありますし、ネット通販だけで販売しているものもあります。
基本的にネット通販のみで販売している方が販売流通に関するコストが低くなるので、プロテインを安く売れるはずです。また、プロテインは大量生産することによって安く作れるものではないので(ある程度のスケールメリットはあるものの、製造原価が安くなりにくい)、大手の方が同じ品質で安く売れるというものでもありません。
継続的にプロテインを飲むのであれば、店頭ではなくネット通販で購入することがお得と言えるでしょう。
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