
筋トレ好きの方やアスリートの方であれば、「アナボリック」「カタボリック」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これらは筋力アップをする上で非常に大切なことなので、知らなかったという方はこれを機に覚えてください^^
体内合成(アナボリック)とは
アナボリックとは、タンパク質やビタミンなどの筋肉細胞を作る栄養素を取り込み、筋肉や骨を合成することです。日本語でタンパク質同化作用、英語でアナボリックと言います。
勘違いする方も多いですが、筋トレをしていなくても筋肉細胞は日々入れ替わっており、常にアナボリックは起きています。しかし、毎日同じ刺激しか受けない場合、現状の筋繊維で負担に耐えられてしまうので筋肉が太くなる必要はなく、筋肥大はありません。
筋トレなどで筋肉に強い刺激を与え筋繊維が部分的に損傷または疲労し、その後筋肉を治そうとするときに「もっと強く」なろうとして筋肉はだんだんと太く強くなっていきます。これがいわゆる超回復と呼ばれる現象です。
体内分解(カタボリック)とは
アナボリックの対照にあるのがカタボリック。筋肉は強い刺激を受けることでより強くなろうとして肥大化しますが、一方で、栄養補給が足りない場合は筋肉内の栄養をエネルギーとして使うため、筋肉は分解され小さく(=カタボリック)なります。
筋トレをして筋肉を大きくしたい人やアスリートにとって最も避けなければならないのがカタボリック状態になってしまうことです。せっかく厳しいトレーニングをしたところで、カタボリック状態であればトレーニング効果が出るどころかむしろマイナスになります。
カタボリック状態になるのを防いでアナボリック状態になるために気をつけるべきポイントは、筋肉をつける3ステップ「運動・栄養・休養」です。身体を酷使して追い込んだあとに、きちんとした栄養補給と休養をとることでアナボリック状態になります。逆に、トレーニング量の割に筋肉がつかないという人はカタボリック状態になっていないか疑ってみるといいでしょう。
カタボリックを防いで筋力アップするためにプロテインを活用しよう
カタボリックを防ぐのに最も大切なのは栄養補給。特にトレーニング後30分のゴールデンタイムと言われている時間に栄養をとることが大切です。ゴールデンタイムに栄養をとることで、トレーニングで傷ついた筋肉繊維は効果的に回復します。
トレーニング後30分以内に食事をとることは難しいですが、プロテインであれば手軽にとることができるので、筋トレ好きの方やアスリートにとって心強い味方でしょう。また、激しいトレーニングの後では固形物を食べにくいというケースもあり、液体のプロテインは気軽に飲める栄養補給食品としてオススメされています。
また、アナボリックのことを日本語で「タンパク質同化」と言うように、筋肉のほとんどはタンパク質を原料として作られますが、タンパク質だけで作られるわけではありません。タンパク質同化を助けるためのカルシウムやビタミンなどの栄養素が必要です。
その点、プロテインはタンパク質だけでなく筋肉を作るために必要な栄養素(カルシウムやビタミン)も含んでいるものが多いので、トレーニング後の栄養補給食品として最適です。
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